2017年11月21日火曜日

アソシエーション「GRAND SOCCO」のはじまりの物語り


先週、アソシエーションの本拠地である「Cacak」へ行ってきました。
ここへ行くのも慣れたもの、この2年間何度も行っています。

ベオグラードにあるアソシエーションで知り合った、Cacak出身のセルビア女性
「モノ作りがとてもうまいのよ」と紹介されたのがはじまり。

この彼女に連れられて、また別のアソシエーションのイベントに参加をすることになり
その代表者に
「これからワンランク上のアソシエーションを設立する予定です。
その初期メンバーになりませんか?」

セルビア政府がEU加入を目指す一環として、社会貢献の高いアソシエーションに
資金援助をするというコンペテンションがあり、そこに応募するので
新しくワンランク上のアソシエーションを設立予定であること。
内容として障害児と障害児を持つシングルマザー達が作成したハンドクラフト
を商品化して、収入を得れるようにしていくという趣旨でした。

何度も説明を受けて、私もやってみたい!と思ったのです。

その後日本に帰国し、在日セルビア大使館やセルビアと取引を行っている会社へ
プレゼンに行き、その新しく設立するアソシエーションの趣旨を伝えて
協力をお願いしに行きました。

在日セルビア大使館の担当者の方から、数か月先にイベントがあるので
商品を送ってくだされば販売をさせていただきますという約束をいただき
これから頑張っていこう!とハツラツとした気持ちでセルビアに戻り
アソシエーションの集まりに参加すると様子が変わっていたのでした。。

「コンペに応募せずに終わってしまった…」
そうCacak在住の女性から、私が日本へ帰国している間のストーリーを聞いたのでした。

愕然として
「えーーセルビア大使館と約束まで取り付けてきたのよ!
 せっかくのいい機会なんだから、逃すのもったいないからやりましょう」
「どうやって?」
「少しでもいいから商品を作って、在日セルビア大使館に送る。
 まずはやってみましょ!」
そんなスタートでした。

時間もないし、すぐに始めないと間に合わない。
そんな時は逆にパワーが出るものです(笑)
まずはシンプルに「ランチョンマット」を作ろうと決めて、サンプルをお願いしました
数日後、出来上がったと連絡をもらってはじめてCacakの街へ行ったのが2年前でした。


その時のサンプルがこれ、Cacak在住の2人の女性に依頼した刺繍。


これを見た瞬間「商品として成り立っていくのだろうか???でもやるしかない!」

こんなスタートから1か月半後、数枚しか出来上がらなかったランチョンマットだったけど
無事にイベントに間に合うように、在日セルビア大使館に送ることができました。

先日Cacakへ行く前に布の整理をしていたら、このサンプルが出てきました。
なつかしいやら、この時から成長しているよねと実感したり
いろいろな感情が出てきました。

そして、今ではインスタに使っていただけるようになりました!

GRAND SOCCOにちょっとだけ、カンパイ! (笑)





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